「WD7S」 〜BESSワンダーデバイス住人のブログ〜

ログハウスメーカー「BESS」のワンダーデバイスに住んでる人がダラダラ書いてるブログです。

猫でもわかる薪ストーブ その1

薪ストーブが欲しい!

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そんな方のために、私が知ってる範囲で情報提供してみようかと思い、こんな記事を作ってみます。
内容的にはネットで検索すれば出てくるようなもんだと思いますが、なるべく猫でもわかるように書きたいと思います。
 
 

薪ストーブとは?

これは説明するまでも無く、燃料に薪を用いたストーブです。
極端に言えば、
 
家の中で焚き火ができる
 
と、思っていただければ、ほぼ間違いないです。
余談ですが、薪ストーブユーザは「薪ストーブ」の呼称を使いますが、
そうでない方はだいたい「暖炉」と呼びます。
暖炉と薪ストーブに明確な違いはないですが、
なんとなくサンタクロースが入って来られそうなのが暖炉で、
どう見ても入ってこられないのが薪ストーブです。
 

暖房器具としてどうなのか?

最近は導入する家庭が増えてきて、市民権を得つつある薪ストーブですが、
一般的にはマイナーな暖房器具だと思います。
やはり性能的な面が気になりますよね。
 
以前も「ワンデバの住環境」の中で書きましたが、
BESSの家みたく、1階と2階が吹き抜けでつながっているような構造の場合、
薪ストーブ1台あれば家全体が暖まります。
むしろ暑いぐらいです。
 
熱は上昇する性質を持ってますので、当然2階の方が暖まります。
 
吹き抜け構造でない家だと、さすがに家全体までは難しくなりますが、
設置してある部屋(だいたいリビングだと思いますが)のドアを開ければ、廊下などもある程度暖まります。
ウチの実家は、まさにそんな感じでした。
 

薪ストーブの値段

これはピンキリです。
だいたい本体価格で30〜50万円ぐらいのがスタンダードだと思います。
 

 

 

 

ホンマ製作所 鋳物ダルマ型薪ストーブ DM-700TX

ホンマ製作所 鋳物ダルマ型薪ストーブ DM-700TX

 

 

 

 

 
黒板五郎さんの家にありそうなこういうタイプなら50000円とかでもありますが、
若干毛色が違いますねw
 
あと、薪ストーブには必ず煙突が必要になります。
これはよほどの人でなければ、素人工事は難しいと思いますので、業者に頼むことになります。
 
さらに、フローリングなんかだと、そのまま床置きは出来ませんので、炉台も作る必要があると思います。
だいたいレンガやタイルで施工することが多いです。
 
全部ひっくるめて業者に頼んだら、だいたい100万円ぐらいかと…。
 
けっこうしますよね〜。
エアコンの高級機で最も大きい容量のやつでも25万程度なので、4台分。
 
イニシャルコストとして見ると、だいぶ高いのは間違いないでしょう。

 

薪ストーブのランニングコスト

暖房器具のランニングコストを考えてみます。
エアコンや電気ストーブ、こたつの場合は電気代がかかります。
 
石油ファンヒーターなんかは、電気代と石油代がかかります。
 
つまるところ、燃料がランニングコストなわけですね。暖房器具は。
 
薪ストーブの燃料は薪です。
これは周囲の環境や、自分の交友関係つまりコネにもよりますが、
タダで手に入れることが可能です。
 
もちろん薪を売ってる店もありますが、買うと凄まじく高いです。
(だいたい1ヶ月分で20000円とか)
 
なんでタダで手に入るのか?
世の中には、不要な木というものが意外とあります。
例えば山を切り開いて高速道路を作る。
 
切り開いた時の木は不要になりますね。
 
他の例だと、果樹園で全体の生育のバランスを保つために間引きするとか、
古くなって植え替えるために切るだとか、
台風で倒れた木だとか…
 
とにかく我々が思っている以上に木はたくさんあります。
日本は山が多いですからね。
 
こういった不要な木は、通常だと産業廃棄物扱いなので、お金を払って処分するわけです。
 
それならタダで引き取ってくれる人に持っていってもらおう!
 
という人がたくさんいるわけなので、
あとはそういう人を探せば手に入るわけです。
 
つまり、燃料に関するランニングコストは、頑張ればゼロに出来ます。
 
これが薪ストーブの最大のメリットです。
 
 
ちょっと長くなってきましたので、続きはまた。