緊急事態
先週の話。早めに帰宅してメシ食っていたら、ストーブのダンパー閉めた嫁さんが
「煙が逆流する」
と言ってきました。
煙が逆流する要因はとてもシンプルです。
吸気量よりも排気量の方が少ない
これだけなんです。
じゃあその要因は?というと、いくつかあります。
・吸気側(つまり室内)の換気量が多い。
・排気側(つまり屋外)で強風が吹いている
・吸排気経路(つまり煙道)のどこかが詰まっている
以前もどこかで書きましたが、はっきり言ってBESSは気密性は高くありません。スキマだらけと言って過言ではありません笑
なので1番目の状態が起きるのは、大容量の換気扇が回っている時にしか起こりえません。(隙間に目張りしてたら別ですが)
そんな換気扇は台所用しかありませんが、この時は回ってませんでした。
次に強風。外に出てみましたが、大した風は吹いてません。
そう……
ということはなにを意味するか。
煙道詰まりが確定
ということです。
さぁこれははじめての事態です。どうしましょう。
正直結構焦りましたが、もう解決したので結論から書いちゃうと、原因は
コンバスターの詰まり
でした。コンバスターってのは、二次燃焼を促す触媒が塗布された網目構造の部品です。(正確にはキャタリティク・コンバスター)
ストーブの内部構造については、昔そんな記事を書いたので探してください。
ともかく、ダンパーを閉めるとコンバスター経由で煙道と炉がつながるんですが、
後日分解したところ、このコンバスターが全く向こう側が見えないぐらい詰まってました。そりゃぁ行き場のない煙は逆流します。
で、これだけで終わるのもなんなので、次の記事で、こういう時の対処方法なんかを書いていきます。
この記事は長くなったので終わります。